第129回地域連携活動 出前授業「おでかけ実験隊」in 肝付町YACうちのうら銀河分団
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活動報告
大学院理工学研究科技術部は、平成23年度から始めた地域連携活動の129回目(今年度第4回)として、11月4日(土)に出前授業「おでかけ実験隊」開催しました。
この活動は、ミッションの再定義(工学分野)をもとに、科学技術への興味を育む初等中等教育への出前授業の展開であり、子どもたちに科学実験やものづくりを体験してもらうことで、その面白さや達成感を味わい、少しでも科学やものづくりへの興味が促されることを目的としています。
今回は、技術部から職員5名が出向き、肝付町YACうちのうら銀河分団の小学3年生から中学2年生の団員39名と保護者や関係者11名の計50名に対して、科学実験「液体窒素でおもしろ実験」とものづくり「光の万華鏡」を実施しました。
演示形式での「液体窒素でおもしろ実験」では、花や軍手を液体窒素につけ観察したり、液体窒素につけたバナナで板に釘を打つ様子や、床に液体窒素を撒いて滑っていく様子を見たりと様々な実験を行いました。特に、液体窒素につけたゴムボールが粉々に割れる実験に子どもたちはとても驚き、歓声が上がりました。演示の後、花を液体窒素につける体験を全員で行い、普段あまりできない貴重な体験に子どもたちはもちろんのこと、先生や保護者の方々も興味深そうに体験していました。
ものづくりの「光の万華鏡」では、スライドを使って作り方を説明しながら進めていきました。作製後は、“光の三原則”や“分光シートの原理”などを説明し、実際に作製した万華鏡から覗いたLEDライトの光が分かれて見えるのを観察しました。子どもたちが自作した万華鏡を覗いて楽しそうに遊ぶ様子が見られました。
終了後に実施したアンケート結果からは、「お花がパリパリになったのが印象に残った」「液体窒素にマシュマロを入れて食べてみたい」「光の万華鏡をもう一回作りたい!」など意欲的な感想が多く、参加した先生や保護者からの評判も上々で、理科への興味がより高まったのではとの意見もありました。
今後もおでかけ実験隊を通して、子どもたちの理科への興味・関心を高めていけるよう、毎回、反省と改善を繰り返し、記憶に残る楽しい授業を提供できるような活動を目指して、日々取り組んでまいります。
(写真左:液体窒素でおもしろ実験:花を液体窒素につける様子)
(写真右:光の万華鏡:職員にサポートを受けながら作製に取り組む様子)