音で遊ぼう

糸電話の糸をいろんな素材に変えて、音の聞こえ方・そのしくみについて学びます。

●糸電話

1.2個の紙コップの底に穴を開けます。
2.糸を穴に通してテープなどで固定して出来上がりです。

   解説

   空気中では、音は空気を振動させて伝わります。
   糸電話では、糸がこの振動を相手側まで運んでくれるので、小さい声でも相手の所まで届くのです。

●風船電話

1. 2個の紙コップの底を丸く切り取ります。
2. 長い風船をふくらませ紙コップの底に差し込んで出来上がりです。

   解説

   風船電話では、風船の中の空気が振動を伝えています。
   だから糸のようにピンと張らなくても声が届きます。自分の声を自分で聞くこともできます。 

●バネ電話

1. 2個のプラコップの底に穴を二つずつ開けます。
2. 針金をペンなどに30回以上まきつけバネを作ります。
3. バネをプラコップに固定して出来上がりです。

   解説

   バネは、糸よりも音の減衰(だんだん音が小さくなること)が少なく、
   また端から端まで音が伝わる速度も遅くなります。
   バネ電話は、音の振動の一部がバネの端っこで反射してさらに反対側でも反射して往復して戻ってくるとき、
   戻ってきた音がきちんと聞こえ、また最初に届いた音よりも遅く聞こえるので、音が重なり、響いて聞こえるのです。