葉脈標本のしおり

木の葉の葉肉を薬品で溶かし、葉脈だけにしたものを型紙にのせてラミネート加工します。
自分だけのオリジナルしおりが作れます。

用意するもの

・5%水酸化ナトリウム水溶液 ・ヒイラギモクセイの葉 ・歯ブラシ 
・ラミネーター ・ラミネートシート ・台紙 ・はさみまたはカッター

実験方法

1.葉を水酸化ナトリウム水溶液でやわらかくなるまで煮る。
2.葉を水でよく洗う。
3.葉肉を指や歯ブラシで取り除く。ときどき水で流すときれいに取れる。
4.葉脈だけになったらやさしく水分を拭き取る。
5.シートに台紙と葉脈をはさむ。
6.ラミネートする。
7.はさみやカッターで形を整える。

解説

 葉に見られる網目状の筋のことを葉脈といいます。葉脈の中には、根から吸い上げた水分を通す道管と葉で作られた養分を運ぶ師管があります。この道管や師管を守ったり、植物の体を支えたりするために葉脈は堅くなっています。そこで、葉をアルカリ溶液で加熱すると、葉肉(葉脈以外の部分)はやわらかくなって手でさわるだけで取れてしまいますが、葉脈は堅いのでそのままの形で残すことができるのです。

注意!

【危険】水酸化ナトリウム水溶液は直接触ると危険です。作業するときは必ず手袋を着けましょう。