お知らせ
地域連携活動報告
技術部概要
総括技術長あいさつ
鹿児島大学大学院理工学研究科技術部は、科学技術の発展を支える技術者集団として、高度な支援要請に応えるため常に自らの技術研鑽に努め能力向上を図ることにより、時代のニーズに合った専門技術の提供と共に、技術の継承を行い、社会の持続的な発展に貢献することを目的としています。これらの目的を達成するため教育・研究での技術支援体制の構築、研修および資格取得への積極的な取組、安全安心な職場環境の整備や、地域との連携活動、学内外への情報発信、また、外部研究資金獲得などに取り組んでおります。
当技術部は平成17年に組織化され、様々な教育・研究・運営支援を行っていますが、技術部組織としての評価については、まず平成25年度は技術部の自己点検を実施し、平成26年度には外部評価を実施致しました。この時得られた事柄を踏まえ、省くことのできた時間で一層の支援や研鑽にと努めております。また、平成30年度から本学学則に、技術支援組織の条文が設けられ、鹿児島大学技術支援組織検討会議で今後の技術部一元化の中身について諮られれて行くこととなりますが、今後も、技術部職員の世代交代等も見据えベテラン職員から次世代への技術継承を行ってゆくと共に外部の専門技術者を講師として招聘した研修等の技術研鑚も重ねて参ります。
また、平成23年から開始しました地域連携活動もミッションの再定義(工学分野)をもとにした、科学技術への興味を育む初等中等教育への出前授業の展開として近郊の小学校で出前授業「ものづくり・科学実験」行ってまいりましたが、これらから離島へ大隅半島へと活動を広げられ、より広い地域で科学への興味をもつ子どもさんや、人々が増えていくよう「ものづくり」や「科学実験」を計画的に提供すると同時に、技術部職員にとっても専門知識や技術に興味を持つ機会を創出できるものと考え、今後も更に内容の充実を図り地域連携活動を継続して行きたいと存じます。
どうぞ今後も、当技術部へのご支援ご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
技術長 中村 喜寛
理工学研究科技術部の目的と目標
目的
鹿児島大学大学院理工学研究科技術部は、鹿児島大学および理工学研究科の理念・目標のもと、グローバルな視点に基づき地域で活躍できる人材の育成と、大学の強みや地域特性を活かし、分野融合型研究を推進する支援要請に応えるために、常に自らの技術研鑽に努め能力向上を図ります。また、次世代を担う教育・研究活動に対応できる専門技術の提供と継承を行う技術者集団として、教育職員、事務職員と協力し、「南九州から世界に羽ばたくグローカル教育研究拠点」に於ける価値を高め、理工学の発展を通して地域社会、更には国際社会に貢献することを目的とします。 この目的を達成するために、次のことを目標とします。
目標
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分野を横断した研究の推進に寄与するため、研究支援体制の見直しを図る。
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学生の多様化、グローバル化に対応した教育支援体制の構築を推進する。
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将来性豊かな大学進学希望者の拡大を図るため、鹿児島県内の小中学生を対象とした地域連携活動を通じて地域との交流を継続的に行う。
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安全な職場環境と高度な専門技術を継続的に提供するため、業務の見直しと技術力向上に取り組む。
令和4年度組織目標
- 研究支援体制の見直し
・技術部の強みを最大限活用するため、支援可能な専門技術を整理分類し、情報発信の在り方を見直す。
・他技術部との合同研修等積極的な交流を図り、新たな研究支援分野の開拓を図る。 - 教育支援体制の構築
・実験・実習の指導補助、実験装置・設備等の製作・維持管理、各種技術開発などの技術支援において、学生の多様化、グローバル化に対応できているか点検を行う。 - 地域連携活動を通じた地域との交流
・出前授業のテーマの見直しを行う。
・コロナ禍での対策について再検討を行う。 - 安全な職場環境と高度な専門技術の提供と業務見直し
・コロナ禍での感染防止をはじめとする快適な職場環境を検討する。
・Microsoft Teams等を活用し、効率的な情報共有と組織運営を目指す。
付則
この目的と目標は鹿児島大学の中期目標・中期計画の期間中を基本とします。組織目標は年度ごとに設定することとします。
組織図
鹿児島大学には大学院理工学研究科技術部のほか、以下の技術部が組織化されています。
- 先端科学研究推進センター技術部
- 農・水産系学部技術部
- 大学院医歯学総合研究科技術部
- 農学部附属農場・附属演習林及び教育学部実習地技術部